明日から第3章/HEY Worldのこと
こんばんは、結城浩です。
ようやく!『数学ガールの秘密ノート』第15作目の第2章本文をレビューアさんに送ることができました。第1章本文を送ってからまるまるひと月も掛かってしまいました。
執筆に時間が掛かるときというのは多くの場合、分量が多くなってしまっているときなんですよね。それは経験上いつもそうだとわかっています。今回も、予定していた分量よりもだいぶ厚めの章になってしまいました。
厚めの章になったといっても、もともと書こうとしていた内容からかなり削ったのです。つまり、最初の段階で考えた「この章にはこういうことを書こう」という見積もりがたいへんずれていたということになりますね。
第15作目にして、いまだにこんなにずれるというのは我ながら驚きますけれど、きっとこれは「しょうがない」部分なのかもしれないと思っています。自分がこの章を書くためにはこのくらいの書いては消し、書き込んでみては捨てるというプロセスが必要だったのでしょう。
ともかく。明日からは第3章に入ります。
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HEYというメールサービスを使っています。Gmailのように無料で使えるサービスがあるにも関わらず、HEYという有料のメールサービスを使っているのは理由があります。それは、ええと、何となくおもしろそうだったから……
ところでそのHEYが最近HEY Worldというシンプルなブログサービスを始めました。HEY for You(HEYの個人ユーザ向けサービス)の課金ユーザならば無料で使えます。
とてもシンプルで、メールを書く感覚でブログが書けるというサービスで、実際シンプルすぎるほどシンプルです。使いやすいといえばそうなんですが、むしろ低機能に見えるというのがファーストインプレッションです。
それでも、新しく作られたものに触れるというのは楽しいもので、「HEY Worldを何かに使えないかなあ」と考えを巡らせています。たとえばHEY WorldはSubstackのようなニュースレターサービス(非常に簡易的なものですが)も兼ねているんですよね。
HEY Worldをまだ何に使うか決まっていないので、ほとんどつぶやき状態ですけれど、結城浩のHEY Worldはこちらになります。
そういえば「結城浩のメール日記」も、もともとはSubstackというサービスを見て「自分にもこれを使って何かできないかなあ」と考えて始めたものでした。「何となくおもしろそう」「これを使って何かできないか」と考えるのは、私にとって必要な刺激を得る態度なのでしょうね。
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今日の私は、そんなことを考えています。
今日のあなたは、どんなことを考えていますか。
それでは、また。