不要なメールを目の前から消すお話
こんばんは、結城浩です。
最近、OnMailというクラウドメールサービスを使っています。メインで使っているわけではなく、企業からのニュースメールや読み物などの受け取り用に使っているのです。
このOnMailというメールサービスのおもしろい機能のひとつに、メールに対するDone(済み)というアクションがあります。
メールを読み終えて「このメールはこれでOK」となったらDoneというボタンを押します。そうすると、そのメールはInbox(受信箱)から消えてDone(済み)に移されるのです。要するに目の前から消えるんですね。
それがどうしたの?と思われるかもしれませんが、これが意外に有効なのです。メールを読み終えて、もうこれは済みとなったらDoneを実行して目の前から消す。たったこれだけなのに、かなり爽快感があります。
考えてみますと、メールのかなりの部分は通知目的だったり、やるべきことだったりしますよね。読んでしまえば、あるいは実行してしまえば、そのメールはもう読む必要はありません。それにもかかわらず目の前にいつまでもそのメールがちらちらしていたら、少なからぬアテンションが奪われてしまうことになります。
かといって、読んでしまったメールを片っ端から削除するという豪快な方法をとる勇気はありませんし、いちいち「済み」フォルダに移動させるのも面倒です。そう考えるとDoneというアクションを用意するのは妥当なのかもしれません。
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そういえば、私が使っている別のメールサービスHEYにも類似の機能があります。こちらのUIではPreviously Seen(すでに読んだメール)をお気に入りの画像で隠す「Cover Art」という機能になっています。読んだメールは自動的にCover Artという画像の下に隠れ、視界からなくなるのです(Cover Artをクリックすればもちろん一覧を見ることができます)。
ふだんよく使うメールというアプリで「余計なものが見えない」ようにしておくのはなかなかいいことかもしれないなと思いました。
今日の私は、そんなことを考えています。
それでは、また。