使い続けるもののこと

こんばんは、結城浩です。

いかがお過ごしですか。

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今日は、新しいWebサイトのことを考えていました。いろいろと実験したり、以前のWebサイトを手直ししたりと試行錯誤していましたが、結局はあまりまとまった結果にはなりませんでした。まあ、そういうときもあります。

結城は小さなWebサイトを作ることをよく考えます。やらなければならない作業からの逃避として作っちゃうこともありますし、きちんと仕事のために作ることもあります。これまでに何個も作ってきました。

新しいWebサイトを作ってすぐに飽きてしまうこともあります(よくあります)。でも、ずっと使い続けるときもあります。

作ってすぐに飽きてしまうのは、たとえば、何をするWebサイトなのか自分でもよくわからないものになったときですね(そりゃそうだ)。また、ちょっとした思いつきと勢いだけで作ってしまったとき。あるいはまた、新しい技術を知ったので、試しに使ってみたくて作った場合もすぐ飽きてしまいます。なるほどね、となった時点で作る目的を達成してしまったからでしょう。

逆に、自分で作ったWebサイトをずっと使い続けるのはどういう場合かというと、ちょうど逆のパターンです。つまり、自分がそのWebサイトでやりたいことがはっきりしているとき。あるいは、他のWebサイトでやっていたことをもっと便利にしたいために作ったWebサイト。その場合にはずっと使い続ける傾向があります。

使い続けているWebサイトのひとつは、ワンタップサーチ(https://onetap-search.hyuki.net/)です。Twitterや指定ドメインでの検索を手軽にするためのWebサイト(Webアプリ)です。やっていることは単純で、検索文字列を組み立ててTwitterやGoogleを呼び出しているだけです。これは、自分が頻繁に行っていることをちょっと便利にするために作りました。

それから、「結城浩に聞いてみよう」(https://ask.hyuki.net/)というWebサイトも使い続けています。読者さんから質問を受け付け、それに答えるという、いわゆる「質問箱」のようなWebサイトです。いくつのWebサイトで質問に答えていたのですが、使い勝手がいま一つだったので自分専用に作ったのです。ここでのやりとりは「結城メルマガ」に記事を書くときの下書きのようになっており、たいへん助かっています。

いま挙げた二つの例は、どちらも技術的にそれほど難しいわけではありませんし、ユニークな技術が必要なわけではありません。プログラムもそれほどきれいに作ってはいません。でも、動く。自分が「こういうことを実現したい」という目的は十分に果たしてくれます。目的があって、それを果たすべくちゃんと動いてくれる。だから、使い続けている。当然といえば当然のことですね。

たとえ技術的におもしろいものではなくても、解決方法が単純であっても、当たり前のものを積み重ねるだけでも、中身がそれほど整っていなくてツギハギでも、とにかく必要な目的を達成してくれる。そういうWebサイトは自然と使い続けるものなのですね。

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今日の私は、そんなことを考えています。

今日のあなたは、どんなことを考えていますか。

あなたには、ずっと使い続けているものはありますか。あるいはまた、意外に早く飽きちゃったものはありますか。その違いっていったいどこにあるんでしょうね。

もし気が向いたらお返事いただければうれしいです。あっと、もちろん、私のメールとは無関係の話でも構いませんよ。ていねいに読ませていただきます。

そろそろ晩ごはんのしたくをする時間なので、このへんで。私はサラダ担当なのです。

それでは、また。